今週のコラム
第26回 「論語で学級経営」 野中勇樹
「無事これ名馬だよ、野中くん。」と私が中学生の頃、よく顧問の先生に言われていました。それは、私が喘息持ちで学校を休みがちだったからです。今では、自分が子どもたちに「身体は大切に!無事これ名馬ですよ。」と言うようになりました。当時、私は13歳で、現在30歳なので、17年間もこの言葉が心の中にあったと言えます。そして、私の健康第一という考えの中心にある言葉とも言えます。教師の何気ない一言が、児童にとって大きな意味を持つことになるということが言えるでしょう。
論語で学級経営①返答に困る質問“天国ってあるのかな?”
論語的な回答 未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。
和訳 生き方も分からないのに、どうしてその後がわかろうか。
論語で学級経営② 生真面目に頑張る子どもへのエール
論語的な回答 徳は孤ならず。必ず隣あり。
和訳 道徳は孤立しない。きっと親しい仲間ができる。
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