新体操について 新体操とは、どんなスポーツ 新体操の魅力
新体操とは
手具を使いながら音楽に合わせてリズミカルな演技を行い、芸術性を競う採点競技。身体と手具が一体化するような、しなやかで洗練された美しい動きと、曲の雰囲気に溶け込むような演技が魅力です。躍動感あふれるダイナミックな動きの中に、頭からつま先まで全神経を集中させてバランスを保つ繊細さを兼ね備えています。
女子新体操が世界に広まったきっかけは、1963年に第1回新体操世界選手権大会がハンガリーで開催された後、女子のみのオリンピック正式種目になったことで、多くの国々に新体操が広まりました。個人総合は1984年ロサンゼルス大会から、団体総合は1996年アトランタ大会から実施されています。
★世界新体操・北九州大会 日本の演技(YouTubeより)
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競技種目・見どころ
競技の一番の見どころは、スピード感あふれる巧みな手具さばきです。
・リボン
6メートルの長さのリボンを流れるように大きな弧を描くなど自在に操るためには、常に手首を動かしていなければなりません。しかも、リボンが床についたり、絡まって結び目ができたりすると減点対象となってしまいます。笑顔で華麗に舞いながら、いとも簡単にリボンをクルクル回しているように見えますが、実際は見た目以上に筋力が必要なのです。
Photo:2021.4 発表会(睦中にて)
・ロープ
空中に投げてキャッチしたり、身体に巻きつけたりするロープの演技は、持ち方や投げ方のテクニックは
もちろん、軽やかなステップやジャンプにも注目です。
Photo:2021.4 発表会(睦中にて)
・フープ
フープの演技では、高く投げたフープを体を通して受け止めるといった高度なテクニックと、ダイナミックな動きが見せ場です。
Photo:2021.4 発表会(睦中にて)
・ボール
ボールの演技では、手具であるボールが小さい分、特に体や動きの柔軟性が重要となります。腕や背中などで転がすボールが、身体に吸いつくように流れる動きが見どころ。。
Photo:2020.10 発表会(小竹小にて)
・クラブ
長さ40〜50センチメートルのクラブの演技では、必ず2本をセットで使います。左手で回しながら右手で投げるなど左右で異なった動きをすることもあり、常に双方を意識しなくてはならず、より集中力が必要とされる分、落下も起こりやすくなります。
Photo:2021.4 発表会(睦中にて)
なお団体では、単一の手具、またはクラブ&フープなど2種類の手具を組み合わせて演技を行います。投げによる手具の交換といった、曲芸のように大胆な技を含め、スピーディーかつ息の合った一糸乱れぬ動きに注目です。
そして、着用する衣装も見どころの一つ。デザインや色づかい、装飾が凝っており、ラメやスパンコールがふんだんに施されてきらびやかに輝く、色鮮やかな衣装でも楽しませてくれます。選手は力強さやスピード、そして柔軟性が求められるアスリートであると同時に、美しさを表現するアーティストでもあるのです。
※日本オリンピック委員会、東京2020大会組織委員会 公式サイトより引用(文)
新体操の歴史
リボンやボールなどの手具を使った演技を行う、新体操。ニュースなどにもよく登場するスポーツですが、実は何度も改名されています。新体操が競技化したのは1950年代といわれ、このころには「手具をもってする音楽伴奏団体演技」という名称で競技が行われていた記録があるとか。初めて世界選手権大会が行われたのは1963年のことで、このときの名称「moderngymnastics」を日本語にしたものが「新体操」だといわれています。「gymnastics」の日本語訳が「体操」とされていますから、「modern」が「新」と訳された形になります。
しかし、「modern gymnastics」の名称はその後、「modern rhythmic gymnastics」「rhythmic sports
gymnastics」と少しずつ変わっていき、現在は「rhythmic gymnastics」が使われています。日本では今でも「新体操」と呼ばれています。
東京オリンピック2020 新体操の紹介
★新体操ーOlympic Channel東京2020オリンピック競技大会で実施される、新体操についてご紹介。
★新体操のルールを知って東京五輪を楽しもう!
新体操は、リボンやボール、フープ、クラブといった手具を使いながら、音楽に合わせて演技。その技術や芸術性を競う種目だ。オリンピックでは女子のみが行われ、個人と団体が行われる。フェアリージャパン(日本代表)は、自国開催のTokyo2020(東京五輪)で悲願のメダル獲得を狙う。
★フェアリージャパンの演技
新体操に興味をもたれたみなさんへ
美しい演技、力強い演技、かわいい踊り…いろんな自分を表現できます! いつでも新体操は始められます。練習内容は、基礎体力作りから始まり、音楽に合わせて準備体操、柔軟体操などを行いリズム感や柔軟性を養います。
身体の柔軟性はどんな運動にも役立ちます。一緒に楽しく新体操を行いましょう。
少しでも興味がありましたら、まずは見学・体験してみませんか?