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今週のコラム  9月1日

働き方改革への提言  伊藤 豊

 近年,教員の働き方改革が必要とされていますが,なかなか進んでいない現状があります。また,教員の不祥事が絶えないことや教員の数が不足していることが問題となっています。これらの問題は,働き方改革を行い,教員の負担やストレスを減らし,教員の職業のメリットや魅力を増やしていかないと改善していかないのではないでしょうか。
 具体的な方策としては,次の3点を考えています。
1 勤務時間内で教材研究,学級事務,校務分掌等の業務を行う時間の捻出
2 業務の電子化,効率化
3 質の高いリーダーの育成
  
 さらに,教育委員会には,働き方改革課を設置し,本格的に働き方改革に取り組むべきだと考えます。そして,教員の職場環境を改善するだけでなく,保護者や子どもにとっての教育環境も良くしていくという観点をもって改革を進め,「八千代モデル」が構築できたらよいのではないでしょうか。胸を張って次の世代に引き継げるような,よりよい教育現場を自分たちの手でつくっていきたいものです。
 
(2021.9.1)  全文はこちらをご覧ください


伊藤先生のコラム  加賀谷 孝

 今週は、伊藤豊先生(小学校教員)が『働き方改革』をテーマに掲載しました。 伊藤先生は、教員の働き方改革が必要とされているが、なかなか進んでいない現状について述べ、具体的な方策について提案しています。 〈現状について〉 教員の不祥事が絶えないことや、教員数が不足していることが問題となっている現状があり、これらの問題は、働き方改革を行い、教員の負担やストレスを減らし、教員の職業のメリットや魅力を増やしていかなければならないと述べています。 勤務時間内の業務量が多く、学校教育の風土の中に残業が当たり前という雰囲気があり、主に先輩諸氏の言動の中に見られます。 〈具体的な改善策について〉 業務のスリム化、効率化が急務であり、専科教員の増員、スクールサポートスタッフの増員等を述べています。 伊藤先生の提言は、予算を伴うものも多く、国、県、各市町村教育委員会等と一体となって取り組まなければならない内容が多く、「働き方改革」は国を挙げて取り組むべき内容であり、次代を見据えた教育改革につながるものと考えられます。
  ホームページをご覧の皆様はどのように考えますか。 (2021.9.1)