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今週のコラム(第18回)  10月1日

体験的な外国語活動をするために  谷脇 光

 外国語活動と中学校の教科指導との大きな違いは、日本と外国の言語や文化について体験的に理解を深める機会が多いというところにあると考えます。日本と外国との生活・習慣・行事など、その違いを知り、多様なものの見方や考え方があることに気付くことや、異なる文化を持つ人々との交流等を体験し、文化に対する理解を深めることを低学年のうちから体験することに価値があります。
     
 中学生にアメリカの小学校の教材を使って帯活動を行っていたことがあります。英語が苦手な生徒も、辞書で調べたり、既習事項を活用し想像して答えを導き出そうとしたりする姿を見ると、英語を教えるのではなく、異文化理解に関わるテーマやワクワクするような物語、生徒の知的好奇心を誘う「面白い事柄を英語で学ぶ」というコンテンツをベースとした授業が求められていると考えられます。  
 様々な英語の活動を通じて、英語に興味を持ったり、英語を道具や媒介として活用していく能力を習得していくことにつながったり、外国語を学ぶことの意義を理解させることで英語学習へのモチベーションにつながるのかもしれません。
 
(2021.10.1)  全文はこちらをご覧ください


谷脇先生のコラムについて  加賀谷 孝

 今週は、谷脇光先生(教育委員会主任指導主事:英語科)が『教科担任制』をテーマに掲載しました。
  英語教育における小学校の教科担任について述べていますが、英語教育の本質的な内容に触れているように思います。
  小学校の体験的な指導では、日本と外国の言語や文化について体験的に理解を深める必要があることに触れています。谷脇先生は、英語を教えるのではなく、異文化理解に関わるテーマや、ワクワクするような物語等を通して、子どもたちの知的好奇心を誘い、「英語で学ぶ」楽しさが感じられる教育計画が必要であると述べています。
  教育スポーツアカデミー法人会員である高校の校長先生との会話を思い出します。長年英語教師として高校生を指導してこられたその校長先生は、英語教育の在り方をこのように述べていました。「最近の英語の授業は、英語教室であり英語教育の本質に触れる場面が少なくなってきているのではないか」と危惧しておりました。
  谷脇先生と同様の異文化(英語圏)理解の学習に視点を当てることが必要だと言っておりました。外国語の学びの楽しさは、小・中・高・大・社会人になっても、異文化理解かもしれません。
 ホームページをご覧の皆様はどのように考えますか。
  (2021.10.1)

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