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今週のコラム(第23回)  11月16日

もう一度考えたい「ゆとり教育」の意義 髙木 雅晴

 「生きる力」の育成を目指す大きな教育改革が約20年前に行われ、「ゆとり教育」と呼ばれました。しかし、告示直後から子供たちにのんびりと学校生活を送らせるもの、子供たちの学力を低下させるもの、指導内容を削減し教師の負担を軽くするものと批判されました。
  
 「ゆとり教育」本来の意味は「時間的・精神的にゆとりのある教育」であり、それは教師が教え、子供たちがそれを覚えるというこれまでの教育の基調を転換するものなのです。つまり、この20年来求めている教育とは教師が時間をかけて創意工夫し、様々な指導法を駆使して丁寧でわかりやすい指導を行うとともに、授業の中で子供たちが自ら考え調べる学習、体験的な学習、問題解決的な学習などに取り組める時間を確保し、子供たちが基礎・基本から知識を確実に習得しながら思考力・判断力・表現力等をしっかり育む教育なのです。
 コロナ禍の今だからこそ、働き方改革を求められている時期だからこそ、まずは子供たちにどんな力をつけさせるのかを教科や領域といった狭い範囲で考えるのではなく教科領域、や教育課程全てを横断的にとらえ「生きる力」を育ませていくことが、持続可能な社会の作り手を育む教育につながるのではないでしょうか。
(2021.11.16)  全文はこちらをご覧ください


髙木先生のコラムについて  加賀谷 孝

 今週は、高木雅晴先生が『もう一度考えたい「ゆとり教育」の意義』をテーマに掲載しました。
  学習指導要領の歴史を調べ、約20年前の1998年12月に告示された学習指導要領に「生きる力」が示されたと述べています。1996年の答申では、「ゆとり」の中で「生きる力」を育むことが示され、「完全学校週五日制」の導入が提言され、指導内容の厳選が求められました。「ゆとり教育」本来の意味は「時間的・精神的にゆとりのある教育」であると述べています。
  これからの教育は「ゆとり教育」も含め、幅広い視点で教育を見直すことが重要であり、世界の情勢、経済等の情勢、今後の世界がどのように歩んでいくのかを見据えることも必要になってきます。
  ホームページをご覧の皆様はどのように考えますか ホームページをご覧の皆様はどのように考えますか。
  (2021.11.16)